第34回日本ペタンク選手権大会in秩父
秩父路を、ブラリ散歩をしてみました。

 右の一番上の写真は、各県からお越しいただいた際、西武秩父駅を降りて、まず、目につくのが、西武秩父駅前温泉「祭りの湯」前にある大きな樹木です。
これは、現在の秩父農工が秩父農業高校といった時代からあったものです。

 
昭和40年に入り秩父農工は秩父橋付近に移転し、昭和44年には西武秩父駅が完成、現在はその昭和の時代とも違い、大きく様変わりしました。

 また、秩父夜祭りに興味のあるペタンカーの皆さんは、ここから5分ほど歩いた場所に夜祭り最大のイベントとなる御旅所(おたびしょ)がありますので、お立ち寄りになるのも一興です。

  

一番下の写真は、秩父鉄道で熊谷方面から来た方々が、降車する秩父駅です。 選手権会場には、こちらの駅下車が一番近いですね。
 ※参考に西武秩父駅及び祭りの湯に行かれる方への最寄り駅は、秩父鉄道の「芝桜駅」になりますので、ご注意してくださいね。

 



▲現在の西武秩父駅


▲西武秩父駅昭和44年当時


▲現在の秩父駅

▲大正3年の秩父駅

 日本選手権のレセプションにおけるアトラクションのひとつに琴平神社の神楽があります。

 一般的に、神楽の歴史は岩戸隠れした天照大神の興味を引くために、アメノウズメノミコトが舞ったのがその始まりと言われています。

 琴平神社で舞われる神楽の伝来は、明治28年、日清戦争の勝利を祝し、秩父神社の付属神楽の伝授を佐野宗五郎より受け(中略)とあり、奏楽・舞は秩父神社の神楽とほぼ同様であるが、所作は同神楽に比しておおまかであるとのこと。





 琴平神社は市外の東側にある琴平丘陵が武甲山に接する地点にありますが、ここはまた琴平ハイキングコースともつながっています。

琴平ハイキングコースは、北は羊山にまで延び、秩父新名所の「芝桜の丘」もあります。

テレビの人気番組「ブラタモリ」でも紹介された秩父の特徴的な、ひな壇状の河成段丘地形。東西の丘陵から湧き出る水流は、伏流水として荒川などの河川に流れ込みます。


  
            ▲坂(段丘)のある街がわかる地図



それでは、秩父に来たら秩父神社にお参りしましょう。

秩父神社には、様々な彫刻があり、社殿を一層華やかなものにしています。是非、ご覧ください。
  
    ▲秩父神社の彫刻
 そして、12月2日、3日に行われる秩父夜祭りは、「日本三大曳山祭り」に数えられています。
秩父夜祭りにおけるご神幸コースには何回かの変遷がありますが、もともとは正面鳥居の先にある番場通りでした。


 大正6年からのBコース、それ以前のより古いAコースから、以前は伏流水路にほぼ沿った番場通りがご神幸コースとなっていたことが分かります。
 番場通りは、西武秩父駅と秩父鉄道秩父駅を結ぶ通りにもなっています。駅と駅の間は徒歩でおよそ15分。昭和レトロな雰囲気にあふれています。

   
  ▲ご神幸コース          


▲正面から見た秩父神社

▲神社から番場通りへ

▲まつり会館
秩父神社を経由して地蔵川へ向かってみました。

かつての大宮学校のすぐ脇を、秩父往還を横断し流れていました。
大宮学校絵図中の9が地蔵川と、ここに架かっていた犬橋です。
犬橋のたもとには「犬橋屋」という商人宿があり、また馬の足に蹄鉄(ていてつ)をはめる金靴屋も近くにあり、金靴ができるまで大宮学校のかしぐねに馬を繋いでおいたため、馬が樫の葉を食べてしまい、そのためにかしぐねは、穴だらけになってしまったとか。

 犬橋の下を南から北へくぐると、はしかが軽く済むと信じられていた為、昭和30年頃までは、親に連れられた子供が橋の下をくぐっていたそうです。下に降りると階段は南口にはなかったため、橋隣の棒屋さんがはしごを貸してあげていたそうです。
     
   ▲武甲山伏流水乾の井戸       ▲武甲山からの伏流水
 



▲犬橋


▲大宮学校等地図




   
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